NewsPicksトピックス『「アート思考」とイノベーション』をオープンしました

2023年7月3日、弊社代表の長谷川一英が、NewsPicksトピックスオーナーに就任しました。

トピックスのタイトルは『「アート思考」とイノベーション』、現代アートのアーティストの常識にとらわれない革新的な思考の凄さを紹介し、アート思考を活用してイノベーションを起こす方法を探ります。

ぜひご覧ください!

フォローもしていただけると嬉しいです。

 

「アート思考」でイノベーションにつながる革新的コンセプトを創出する

 

1回目は、「アート思考」とは、「自らの興味・関心に基づき、従来の常識を覆す革新的なコンセプトを創出する思考」であることを紹介しています。(以下、NewsPicksの記事を一部抜粋しています。)

 

「アート思考」という名前は、現代アートのアーティストが、自らの興味・関心を起点に、これまでにない革新的な作品を創出していることに由来します。

アーティストは、先人が創ったものと同じ形式や内容のものを制作しても評価されません。常に、形式や内容(コンセプト)が新しい作品を創らなければなりません。

革新的な作品を創るために、アーティストたちは、私たちが見逃してしまうような社会事象に着目して、その事象の本質を洞察し、思いもよらぬ新しいコンセプトを考え出しています。

 

例えば、東京の地下鉄の駅は頻繁に水漏れが起き、駅員が、ビニールチューブやペットボトルを使って応急措置を行っています。私たちは毎日のように地下鉄に乗っていますが、このような光景は目に入りません。

 

アーティストの毛利悠子さんは、この現象に着目し、2009年から写真を撮り続けています。そして、応急措置も「作品」と呼べるものであると思い至りました。そこで、日用品で水漏れの応急措置をするワークショップと行ったところ、2時間ほどでほとんどの人が素晴らしい「作品」を創り上げたといいます。このことから、「人は緊急事態に直面すると、意図せぬクリエイティビティを発揮する」というコンセプトを導き、自分も水漏れを応急措置する作品《モレモレ:与えられた落水 #1–3》を制作しました。

 

毛利悠子《モレモレ:与えられた落水 #1–3》2015/「日産アートアワード2015」展示風景
毛利悠子《モレモレ:与えられた落水 #1–3》2015/「日産アートアワード2015」展示風景

 

アーティストの思考を学びイノベーションを起こす

 

このようなアーティストの思考は、産業界においても、革新的なアイデアやコンセプトの創出に繋がります。ビジネスパーソンが「アート思考」を身につけることは、イノベーションの促進や組織の変革において重要な力となります。

 

私が目指すことは、産業界において「アート思考」が当たり前のものとなり、創造性と革新が日常的に行われる社会の実現です。従来の枠組みを超えた新たな可能性が広がることを期待しています。「アート思考」に興味をもっていただいた皆さんとともに、革新と創造の旅を歩んでいけることを願っています。