京都国際現代芸術祭 PARASOPHIAのメイン会場・京都市美術館、
1階中央の大陳列室は自由に出入りできるようになっています。
この部屋は2階まで吹き抜けになっていて、
竹でできた巨大な塔がそびえ立っています。
その高さ15 m。
火薬を用いたダイナミックな作品を創っている中国のアーティスト、
蔡國強が企画した『京都ダ・ヴィンチ』です。
塔の周りには、一風変わった人形のようなものが置かれ、
時々唸り声をあげて動き出したりします。
蔡國強は、中国の農民たちが、知的好奇心により身近なものを使って自作した
ロボットなどを集める『農民ダ・ヴィンチ』プロジェクトを続けています。
ぎこちないけれど愛らしい動きをしていた人形たちは、
『農民ダ・ヴィンチ』プロジェクトで収集されたロボット。
そして『京都ダ・ヴィンチ』では、
京都の子供達の作った作品も塔に飾っています。
異なった文明や社会や人々が互いに調和・共存するための手段として
アートを捉えている蔡國強、
『京都ダ・ヴィンチ』には全ての人がアーティストというメッセージが感じられます。
『農民ダ・ヴィンチ』の中に絵を描いているロボットがいます。
・絵具を跳ね飛ばすジャクソン・ポロック
・跪くポロック
・点描きのダイミアン・ハースト
最も活動的なのが、絵具を跳ね飛ばすジャクソン・ポッロック、
目と口をくるくる回し、
持っている筆も高速回転させて描いていきます。
1日に数点描くようですが、全て異なる絵になっているのが凄い!
どういうプログラムが組まれているのでしょう。
このポロック、驚きやわくわくを与えてくれる、最高のアートですね!
ポロックロボットが欲しいところですが、
さすがに無理なのでロボットペインティングをゲット。
『京都ダ・ヴィンチ』に参加した多くの人の躍動を
東京でも共有できることでしょう。