21_21 Design Sightで行われている『イメージメーカー展』
舘鼻則孝さんのヒールレスシューズが展示されています。
このシューズ、レディ・ガガが履いているで有名。
舘鼻さんにとって、未来の方向を表現したものでもあります。
少年の頃の舘鼻さんは、人と話をするのが苦手でした。
そこで、ひたすらものを作って人に見せていた、
もの作りはコミュニケーション。
やがて、もの作りの中でもファッションの道を選びます。
自分が創ったものが人を飾る、その人にエネルギーを与えることができる!
目指すは世界。
そのとき武器となるのは、自分にしかできないこと、
それは日本のファッション。
大学では、日本の伝統の染色などを学び、
花魁が履く高下駄から発想して、
ヒールレスシューズが誕生しました。
展覧会では、高下駄の新たなデザイン
「フローティングワールド」も展示されていますが、
これが素晴らしい!!
左右の下駄がぴしっと揃っていて、
まるで一体、緊張感のあるフォルムと
現代の素材やデザインを取り入れた作品。
この下駄を履いたら、
もの凄い高揚感を得られるに違いありません。
まさにフローティングワールド!
世界で闘う武器へと昇華した日本の伝統の姿です。
いかに自分の引き出しを多くして、
頭の中でコラボレーションさせる、これが舘鼻さんの発想法。
彼の道具や素材も展示されていて、
発想の一端を観ることもできるのも嬉しい。