Tokyo Gendai 2025 CADANブースにて、高畠依子氏の作品が展示されました

 

この度、2025年9月12日から14日までパシフィコ横浜で開催された国際的なアートフェア「Tokyo Gendai」におきまして、私どもが推薦するアーティスト、高畠依子氏の作品が展示されましたことをご報告いたします。

 

展示は、一般社団法人 日本現代美術商協会(CADAN)のブースで企画された「My Pick」展にて行われました。本展は「アートコレクション」をテーマにしたシリーズ企画で、今回は「Collecting Together」と題し、共同でコレクションを行うコレクターが選んだ3名のアーティストが紹介されました。

 

この貴重な機会に、私どもは高畠依子氏を推薦し、彼女の作品5点が展示される運びとなりました。

 

以下、私どもの推薦文です。

高畠依子さんの作品は、サイエンスの実験のよう。磁力、水、風、重力といった自然のバワーを助手のように操り、絵の具の未知の表情を引き出しています。その探求心はとどまるところを知らず、黄麻を織ってキャンバスまで自作するという徹底ぶり。もはやアトリエは研究所です。次に生み出す作品は、歴史に残る驚きの発明かも?拝見するたびに、ワクワクが止まりません!

 

ご来場いただきました皆様、並びに関係者の皆様に心より御礼申し上げます。

今後とも、高畠依子氏の活躍にご注目ください。

 

Tokyo Gendai 開催概要

名称:Tokyo Gendai
会期:2025年9月12日(金) – 14日(日)
会場:パシフィコ横浜

 

一般社団法人 日本現代美術商協会(CADAN)について

日本の現代美術の振興と普及、現代美術市場の確立と発展、現代美術作家の国際的な認知度の向上、若手作家への支援と人材の育成を目指し、日本の現代美術の発展に寄与することを目的として設立された非営利の業界団体です。

 

高畠依子氏について

髙畠依子は1982年福岡県生まれ。2016年東京藝術大学大学院美術研究科博士課程美術専攻修了博士号(油画)取得。同大学大学院博士課程在籍中に、アニ・アルバースの研究のためにアルバース財団でのレジデンスを経験し、芸術やデザインなど多分野にわたる素材や色彩、ものの構造に対してつねに意識的な制作を続けている。画布のうえに絵具を糸のようにして網状に重ねてキャンバスを再生成するかのような絵画をはじめ、絵具に風、水、火などの「諸元素」を用いて、「つくり、壊し、またつくる」という弁証法的な作法をベースに偶然性を取り入れるなど、実験・思索・試行を積み重ね、新たな絵画表現の可能性に積極的に挑んだ作品を発表している。主な個展に「VENUS」(Gana Art Hannam、ソウル、2019)、「MARS」(シュウゴアーツ、東京、2020)など。グループ展に「HAMAMATSU SESSIONS」(Hirano Art Gallery、静岡、2020)など。