2020年3月11日、12日の日経産業新聞に、アーティスト思考についての記事を寄稿しました。
寄稿したのは、「戦略フォーサイト 現代アートとビジネス」というシリーズで、現代アートについての識者が記事を書いています。その範囲は、アートオークション、企業コレクション、大学での取り組みと多岐にわたっています。
弊社代表の長谷川一英は、アーティスト思考によるイノベーション創出について寄稿しました。
2020年3月11日(水)
現代アートとビジネス(2)0から1を生み出す力
ユニコーン企業の21%で、芸術系の教育を受けた人が創業者になっている。
0 → 1を生み出すアーティストの力が産業界で注目されている。
日本企業の多くは顧客のニーズに応えるために改善改良に注力し、0 → 1を生み出す力が弱く、アート思考が必要と言える。
日本企業でもアーティストが所属して活躍している例が出てきており、この動きが広がることを期待している。
2020年3月12日(木)
現代アートとビジネス(3)アート思考を形作る3要素
ビジネスパーソンがイノベーションを創出するために必要となる「アート思考」の3要素
1. 思考の飛躍
現場を訪れること、他者の考えに触れることを実践することで「思考の飛躍」を起こす。
2. 突破する力
10年経っても価値があると覚悟したならば、どんな困難にあっても実現させていく。
3. 共感を呼び周りを巻きこむ力
共感を集め、周囲を巻き込むことで、大きなプロジェクトへ展開することができる。
ビジネスパーソンもアーティストと対話をする機会を増やすことで、上記の3つの要素を身に着けたならば、独自の視点で社会を捉えイノベーションを創出できるに違いない。
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