天から舞い降りる無数の輝き、
銀河を見ているかのようです。
CITIZENがミラノサローネに出品し、
Best Entertaining賞とBest Sound賞を受賞した作品 “LIGHT is TIME”
田根剛さんと遠藤豊さんが手がけたインスタレーション。
銀河を演じているのは、時計の土台とも言うべき「地板」、
65,000個の地板が空間に配置され、
天井からの光にきらめいています。
光が強くなったり弱くなったりするにつれ、
輝きが変化するところに宇宙を感じます。
このインスタレーションは、
「時間は光であり、光は時間である」がコンセプト。
人類は、光の変化の中から「時間」という概念を生み出したのです。
銀河の中を進んでいくと、なんとそこには一つの時計!
光の中から時間が生まれたことを印象づけています。
このインスタレーションが凄いのは、
光の演出に、時計の「地板」を使ったところでしょう!!
いまや時刻を知るだけなら、スマホやPCでも事足ります。
ところが、時計には、時刻を知るだけではなくて
その時計を持っている人の歴史をも刻むことができます。
65,000個の地板の輝きを見る時、
私たちは、太古からの数多の人々の人生をも
刻まれていることを感じることができるのです。